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直感ってなに?信じていいの?【回答:OKです】|現役プロマネの証言

2020年7月9日

こんにちは、建設系プロマネのMARCUS(マーカス)です。

いきなりですが、【直感】って信じますか?

私は、信じています!

プロマネ任命の打合せで「なんとなく、このプロジェクトは危ない気がするな、、、」

初対面の人に「あれ?この人なんか嫌な感じがするな、、、」

こんな時に【自分の直感を信じて良いのかどうか】迷っているあなたに、お話します。

結論から言いますと、あなたの直感は正しいです!と言うことです。

あなたの直感は正しい。従って下さい!

大切なので、もう一度言います。

 あなたの直感は、正しいです。

【直感】(ちょっかん)

[名](スル)推理・考察などによるのでなく、感覚によって物事をとらえること。
「直感が働く」「将来結ばれる運命であることを直感した」

goo国語辞典

【直感】とは理屈ではなく、感覚によって物事を捉えることです。

別の言い方ですと、「予感」や「第六感」です。

予感とか第六感とか聞くと、ますます信じていいのか心配になってきますか?

私は、信じちゃって大丈夫だと思います。

世の中には非常に高い確率で正しい選択ができる人がいる。彼らの共通点は、自分の直観を信じる力の高さだ。しかも、なんとなく感じる最初の直観はまず正しい。イスラエルのある大学の研究によると、人間の直観の的中率は90%というから驚異的だ。

直観とは、脳が過去にインプットしてきた経験や学習のデータベースから、無意識に答えを引き出してくる超高速の脳の意思決定プロセスである。つまり直観は、記憶という根拠に基づいた、脳の論理思考の一種なのだ。

直感力 メンタリストDaigoの要約より

 なんとなく感じる最初の直感は、90%の的中率で正しい。

これって、もう信じるしかないってくらいの確率ですよね。

なかなか感じない直感で10回中、9回は正しいというのは驚異的な数値です。

信じてもよい直感は、「なんとなく」ってところが重要です。

思い込みや、先入観が無いときにに感じる「なんとなく」という感じです。

先入観があると、第六感的な直感にはなりません。

経験や学習した結果を基に、自分の頭で考えた【判断】になっているからです。

【直感を信じる】ためには、、、

先入観がないときに「なんとなく」感じることが大切です。

直観は、記憶という根拠に基づいた、脳の論理思考の一種なのだ」に、疑問あり

【嫌な感じ】や【悪い違和感】に対して、直感を感じることが多いです。

「観光で来た初めての場所を楽しみたいはずなのに、大通りに入った瞬間、なんとなく嫌な感じがして、楽しめなかった。」

「初対面での相手に、なんとなくこの人とは合わなそうだなぁ」と感じたなどです。

なんかこう理屈無しで、本能的にイヤ!っていう感じです。

だれでも過去には、楽しかったことや嬉しかった経験もたくさんして来たでしょう。

経験に基づいた思考が【直感】であれば、ポジティブなことにも感じて良さそうです。

残念ながらポジティブな直感を、感じたことがありません。

「経験に基づいた脳の思考回路」というところが疑問です。

 人間は本能として、危険回避能力がある。

私の持論ですが、、、

直感というのは、動物に本能として備わっている危険回避能力だと思います。

遠い昔、人間がまだジャングルや草原で動物と共存していた時代です。
きっとその当時の人間には、大自然の中を生き抜く特殊能力があったと思います。
生き抜くため、茂みの中に息を殺して潜んでいる敵の気配を「なんとなく」感じる。
こういったサバイバル本能ともいえる、危険回避能力があったと思います。

今でもジャングルの中に住む先住民は、暗闇の中を照明無しでスイスイ歩いたり、茂みの中に獲物の気配を感じとったり、私たちが驚くような能力を持っていることがあります。

便利な生活を送るようになった私たちは、きっと多くの能力を失ってしまったでしょう。

そんな私たちにでも残された危険回避能力が、【直感】ではないかと思います。

昔は命を守るために必要不可欠だった能力であろう直感力が、現代の私たちにも「なんとなく、嫌な感じ」という感覚で残されたのではないでしょうか?

こう仮定すると【嫌なこと】や【悪い違和感】にだけ、直感が働くことも腑に落ちます。

「直感が学習したことや経験をベースにした思考プロセス」とすると、子供に直感はない?

経験や学習が必要ということは、子供の直感は当たらないということでしょうか?

私の経験では、子供にも直感はあるし、大人同様に当たります。

決して、直感は大人だけの能力ではないです。

直感は、遺伝子レベルで人間に備わった「危険回避能力」だと思います。

遠い先祖から受け継いだ生き抜くための「サバイバル能力」です。

そう考えると、直感が「ネガティブなことに対して感じることが多い」の説明がつきます。

  • 危険回避能力であれば、良いことよりも悪いことに対して、直感がよく働く
  • 人間の備わったサバイバル能力であれば、経験や学習したデータベースの少ない子供の直感もよく当たる

残念ながら、直感が鈍い人もいる。でも、瞬時の判断力は鍛えられる。

「動物的」な直感が、鈍い人もいます。

私からすれば「なんとなく嫌な予感のするプロジェクト」でも、直感が鈍いプロマネでは全くその予感を感じないと言います。

直感が鈍い人は、自分の予感に従って嫌なことへの対策が事前に取れません。

そうなると、「がんばっているのに失敗する」という残念なレッテルが張られます。

 瞬時に判断する力は、鍛えられます!

【直感】は持って生まれた危険回避能力だと思うので、鍛えることは出来ないと思います。

でも、安心してください。

経験を積むことで「瞬時の判断力」は鍛えられます!

若いプロマネよりも、経験のあるプロマネの方がプロジェクトを成功させます。

なぜでしょう?答えは、みなさんが思っているよりも簡単で当たり前のことです。

そもそも、経験あるプロマネは失敗しそうなプロジェクトを引き受けません。

当然、技術的なスキルや人間関係を作るコミュニケーション能力なども関係します。

でもその前に、プロジェクトの成功率を瞬時に判断する能力に差があります。

経験あるプロマネは、過去の経験から失敗しそうなプロジェクトを始める前に判断する能力が高いということです。

 経験や学習したことから、瞬時に判断する能力を鍛える。

担当したプロジェクトや仕事が失敗した時に、その理由を分析して自分の教訓とします。

PDCAを回して、次回以降に反映するということです。

どんな仕事でも、PDCAを回すことは大切ですが、特に【Check】が重要です。

失敗を経験したあとに、理由や原因を徹底的に分析します。

そうすることで、はじめて自分のデータベースに経験値として蓄積されます。

この経験値が多ければ多いほど、何かを瞬時に判断する時の材料になります。

「経験や学習したことから、瞬時に判断する力が鍛えられる」ということです。

「なんとなく」を信じましょう!

あなたの第六感とも言える【直感】を信じて下さい。

そしてそれが、ネガティブな感情であれば、ほぼ当たっています。

なんの先入観も持っていないのに、「なんとなく」イヤという感じです。

人生の経験値が上がってくると、瞬時に判断する力が鍛えられます。

直感が鈍い人でも、判断力が上がれば、トラブルを事前に避けることが出来るでしょう。

出来るだけ色々な経験値が合ったほうが、多方面から物事を判断出来ます。

仕事だけではなく、趣味や特技も充実させることで厚みのある大人になりましょう。

あなたが人生の岐路に立った時、きっと正しい道を選ぶ助けになってくれます。

それでは、みなさんの参考になればうれしいです。

▼直感について考えるオススメの本です。

 どれも良書ですが、イチオシは「直感で生きる」です。

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