こんにちは、MARCUS(マーカス)です。
プロジェクトに関わる新人社会人
『プロジェクトってよく聞くけど、本当の意味が知りたい』
『ほかの仕事とは何が違うのかわからない』
『プロジェクトでは担当者として何が大切か知りたい』
そんなあなたの質問に、お答えます。
本記事の内容
その① プロジェクトの意味について
その② 他の仕事との違いについて
その③ プロジェクト業務で2つの大切なこと
今回は、「プロジェクトという仕事」についてご紹介します。
他の仕事となにが違うのか、どんなスキルが必要かなどもお話しします。
読み終えれば、プロジェクト担当者として大切なことがわかりますよ。
プロマネ歴10年以上でPMPのわたしが、書いていきます。
それでは、ご説明します。
目次
プロジェクトの意味について
プロジェクトという業務の定義についてですが、
①目的・目標を達成するために行う業務
②明確な「始まり」と「終わり」がある
③複数のメンバーによるチームで行うことが多い
④規模は大きくても、小さくても構わない
⑤業務期間も、数日でも数年でも構わない
⑥場合によっては、期間延長や中止される場合もある
ということになります。
ですので、一言でまとめると、、、
「規模に関係なく、目的達成のために行われる期限のある業務」
と言っても良いでしょう。
たとえば、携わるスタッフは数百人、期間も数年かかる「超高層ビル建設」と友人と数日で終わる「自宅にガレージを建てる」ことで見てみましょう。
規模に関係なく、どちらも【プロジェクト業務】と言えます。
ビルやガレージと建てるという明確な目的があり、期間があるためです。
「目的」と「期限」、両方がそろえば「プロジェクト」と呼ばれるということです。
他の仕事との違いについて
プロジェクト業界で国際標準として運用されている「Project management body of knowledge (PMBOK)」というガイドブックがあります。
PMBOKでは、「プロジェクト業務」と「その他の仕事」の違いについても定義しています。
プロジェクトとは、独自の製品、サービス、所産を創造するために実施する、有期性(始まりと終わり)のある業務
定常業務(ルーチンワーク)とは、同じ製品を生産したり、サービスを繰り返したりする継続的な業務
この2つの大きな違いは、2点です。
- 「独自の製品やサービス」か「同じ製品やサービス」
- 「有期性のある業務」か「継続的な業務」
の2点です。
ですので、「新しいものを期限内で作り出そうとするプロジェクト」と、「同じ仕事を日々繰り返す定常業務」という違いがあることになります。
しかし、ここで湧いてくる疑問は、業務は本当に2種類しかないのか?ということです。
どちらにもうまく区分できないようなスタッフもいます。
それでは、工場の場合を例えに見てみましょう。
工場の製造現場では、毎日同じ製品を生産しています。
生産活動に直接関わる作業員、監督者などは日々定常業務をしています。
この製造現場のAラインの生産効率を上げるというプロジェクトが発足されたとします。
基本的に設計部門、技術部門のスタッフが生産装置の改造やレイアウト変更といった業務を進めていくことになります。
ですが、操作性や使い勝手については、実際に装置を運転する製造部門スタッフのアドバイスが不可欠です。
そういった場合、普段はAラインで定常業務をしている作業員に「プロジェクト業務としてチームで働いてもらう」場合も出てくるでしょう。
ですので、プロジェクトと定常業務には明確な違いはあるものの、普段の仕事ではどちらかの業務を行ったり来たりすることがあるということになります。
プロジェクト業務で2つの大切なこと
結論から言いますと、プロジェクト業務では「実行力」がいります。
プロジェクトメンバーとしての実行力とは、
①決められたことを、決められた期間内で終わらせる
②決められた品質を満たす、余計なことはしない
なぜなら、チームではメンバーがお互いに連携して、業務が進められるためです。
あなたは、プロジェクトにチームメンバーとして参加しています。
前のプロセスを担当している誰かの業務が遅れると、次のプロセスのメンバーが仕事を始められないということがよくあります。
決められたことを、決められた期間内に終わらせる
当たり前のように聞こえますが、新しいものを作り出そうとするプロジェクトでは、トラブルも多くなかなか思い通りに業務が進みません。
そんな時に、責任感と目的意識を持って課題を克服していくバイタリティーが求められます。
試行錯誤して問題を解決し、タスクを期限内で終わらせようとする突破力と継続力です。
また、「余計なことはしない」も、期限内に業務を終わらせるためには大切です。
決められた品質を達成できたら、速やかに次のスタッフへ仕事を引き継ぎましょう。
そうすることでプロセス全体が遅延なく進み、プロジェクトの成功の確率が高くなります。
「与えられたタスク」を「求められた結果」で期限内に終わらせること。
それが、プロジェクト業務での実行力です。
まとめ プロジェクトの意味について
ポイント
その① プロジェクトの意味について
その② 他の仕事との違いについて
その③ プロジェクト業務で2つの大切なこと
今回は、プロジェクトの意味や定常業務との違いについてご紹介しました。
仕事でもプライベートでも「実行力」がつくと、やれば出来ると自信が付きます。
何をするにもモチベーションを上がり、何でもうまくいくサイクルが出来ます。
ですが、実行する力をつけるには、やる気だけではなく「技術」もいります。
能力や性格のせいではなく、「やり方や続け方」を知ることが必要です。
良い本も多いので、一度読んでみても損はないと思います。
参考までに、わたしが読んでみて良かった本を数冊ご紹介しておきます。
それでは、今回は以上です。