こんにちは、建設系現役プロマネのMARCUS(マーカス)です。
今まで10年以上、色々なプロジェクトを管理してきました。
同時に、色々なプロジェクトのチームメンバーとも仕事をしてきました。
10年以上、プロマネをしてきた私の1つの結論として、、、
『メンバーが高いモチベーションを保つと、プロジェクトは成功しやすくなる。』
ということがあります。
「わかってはいるけど、スタッフやメンバーのモチベーションの上げ方がわからない。」
「どうすれば、スタッフやメンバーに仕事にやりがいを感じてもらえるのか?」
そんなあなたに、お話します。
これは、どんな業種の方にでも当てはまるコツです!
こちらもCHECK
-
リーダーシップとは何なのか?現役プロマネが語る良いリーダーの条件
こんにちは、マレーシア在住建設系プロマネのMARCUSです。 『メンバーが言うことを聞いてくれない。自分にはもっとリーダーシップが必要?』 『こんな上司にはついていけない!・・・でも良いリーダーってど ...
続きを見る
目次
とにかくスタッフやメンバーの話を’’熱心’’に聞く!
結論から言うと、スタッフやメンバーの話しを熱心によく聞いてください!
これだけです、簡単ですね。
あっけないですか?
でも、実際出来ていない上司やリーダーって多いと思います。
ただなんとなく、話を聞くだけではダメです。
熱心に耳を傾けて、メンバーの良いところを見つけるようにして話を聞きましょう。
話をすると、「それはちょっと違うな」「まだダメだなぁ」とか思うこともあるでしょう。
でもまずは、良いところを見つけて褒めてから、改善点をアドバイスするようにします。
そうして上司やリーダーがメンバーの話しを聞くことは、効果絶大です。
よっぽどひねくれた人間でなければ、モチベーションを感じてくれると思います。
メンバーの話しをよく聞くことは、たくさんのメリットがあります。
メリット①
メンバーの意見をよく聞くと、メンバーの参画意識やモチベーションが上がる
メリット②
メンバーとの話から大きなトラブルの芽に早く気が付き、事前に対処出来る
メリット③
メンバー同士の自由な発言の雰囲気が出来て、チームの雰囲気がよくなる
メリット① 上司やリーダーに、意見を聞いてもらえるとモチベアップする!
まず前提として、メンバーは上司やリーダーより若く、経験年数も少ないのが普通です。
年上がメンバーの場合もありますが、スキルがリーダーより低いことは確かでしょう。
自分が評価される立場の人ですし、軽はずみなことを言って失礼があってもいけません。
何か用事がない限り、メンバーから上司に話かけることって少ないですよね。
あなたが若かった時は、どうでしたか?
私の場合は、なんか緊張して私から気軽に話かけることはありませんでした。
プロジェクトのメンバーになると、毎日淡々と与えられた仕事をこなします。
この変化が少ない日々の仕事の中で、モチベーションを保つのは大変でした。
「ちゃんと自分の仕事は、評価されるいるのか?」
「自分は、このチームの役に立っているのか?」
というような、疑問というか不安を感じていたことを覚えています。
自分は誰かの役に立っているとか、認められたいという願望があったんだと思います。
ここで注目したいのは、誰かに認められたい願望 「承認欲求」 ってやつです。
アメリカの心理学者アブラハム・マズローが「自己実現理論」のなかで理論化しています。
承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、「他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬・自尊の欲求」とも呼ばれる。
Wikipedia
上司やリーダーに話掛けられて、自分の仕事を褒められたらうれしくないですか?
上司との会話のなかで、自分の意見が「良いね、それ」って言われたら良いですよね。
仕事への参画意識が出て、自発的にもっと良くしようという姿勢になります。
上司やリーダーに認められたことで、自信にもなってモチベーションも上がります。
私の経験則で話してきましたが、これは外部の調査結果でも裏付けされています。
株式会社テイクアクションの【承認欲求に対する意識調査結果】を見てみましょう。
■外部リンク:ビジネスパーソンの承認欲求に対する意識調査(テイクアクション調べ)
男女800人を対象に調査(2019年12月)
Q1:仕事で承認欲求を満たされるとモチベーションアップになるか?
モチベーションアップになる 30.6%
どちらかというとモチベーションアップになる 41.4%Q2:誰に褒められたらうれしいか?
テイクアクション調べ
上司 32.8%
お客さん 21.5%
社長 13.0%
承認欲求を満たされることで、7割を超える人がモチベが上がると答えています。
誰に褒められたいかについては「上司」「社長」と答えた人は、45%にもなります。
上司やリーダーの言葉には、モチベーションを上げる力があります。
あなたが思っているよりも、メンバーにとってあなたの言葉は「影響力」があります。
この「影響力」をモチベーション維持のために、最大限利用しましょう!
メンバーの意見を「聞く耳」を持った上司やリーダーになりましょう!
✔ 熱心に話しを聞いて、良いところを褒めて認める。
そうすることによって、メンバーに高いモチベーションを保ってもらえます!
メリット② メンバーとの会話でトラブルの芽を摘み取る!
プロジェクトや仕事を成功させるためには、トラブルを予防することは重要です。
メンバーの話しを熱心に聞くと、トラブルの芽を早い段階で摘み取る事が出来ます。
黙っていては、情報はリーダーまでエスカレーションしない!
リーダーの中には、「メンバーはトラブルを報告してくるもの」と思っている人がいます。
この考え方は、非常に危険です。
なぜなら、メンバーはリーダーが思っている以上に悪いことは報告してこないからです。
どうして「自分」が怒られる役になる必要があるのか?
メンバーからすると、わざわざ自分が悪い報告をしたくないという心理が働きます。
「だれか他のメンバーが、上司やリーダーに言ってくれるだろう。」
「もしかしたら、上司やリーダーが自分で気がついてくれるかもしれない。」
誰でも、自分から怒られる役をかって出ようとは思いません。
出来ることなら、誰か他の人が言ってほしいという気持ちになるのもわかります。
✔ これを打破するのが、話しを聞くことのメリットです。
上司やリーダーが、メンバーが自由に前向きな発言を出来る環境を作ります。
そうすることで、トラブルの芽となる情報とメンバーから聞くことが出来ます。
上司やリーダーがメンバーから話を聞くコツ!
上司やリーダーは、いつも上機嫌であれ!
話しかけやすい雰囲気を作ることが、何よりも大切です。
朝、事務所に入るときは出来るだけ笑顔で挨拶をして、席につきます。
仕事中も何か気がついたことがあれば、積極的にメンバーに話し掛けます。
いつも難しい顔をして、カリカリしていたのでは誰も話し掛けてはくれません。
上司やリーダーが上機嫌でいることは、職場の雰囲気作りにも直結します。
繰り返しになりますが、メンバーの上司であるあなたには「影響力」があります。
それも、あなたが思っている以上にです。
いつも笑顔で上機嫌、騙されたと思って一度行動してみてください。
あなたの行動の変化で、周りがどんどん変化することに気がつくはずです!
メンバーと二人の時に話しを聞く!
メンバーと話しをするときは、出来れば2人きりの時があると良いでしょう。
外出や主張のときのタクシーの中や移動中などが、狙い目です。
もし、プロジェクトメンバーがコンプライアンスに抵触していそうな場合です。
そのメンバーの前では、直接そのことについて話しをすることは難しいでしょう。
そういった情報は、メンバーと2人きりで話しをすることで聞けることになります。
メンバーと話しをする時間作りでやる気アップ!
メンバーと話しをする機会を作るオススメの方法があります。
週に1回程度でよいので、仕事の棚卸しも兼ねて打合せする機会を作ります。
内容は、その週の仕事結果の振り返りと来週の予定などで十分です。
メンバーの状況確認と話しをする機会を持て、一石二鳥です。
その週の仕事の結果が良ければ、その事を褒めることでメンバーの承認欲求も満たせます。
この方法は、ルーチンワークになりがちな総務や経理といった部署で特に有効です。
日頃、繰り返しの作業が多いと上司からのフィードバックの機会も少なくなりがちです。
こういった機会を作ることで、メンバーから直接話しを聞くことが出来ます。
まとめ|メンバーのモチベーションを上げる方法は?
ポイント
「聞く、聞く、聞く!」
とにかくスタッフやメンバーの話しを熱心に聞く!
上司やリーダーは、自分の影響力をよく認識して行動するように心がけましょう。
あなたの発言や雰囲気作りは、メンバーのモチベーションに直結します。
私も忙しくなってくると、自分のことで手一杯になりがちです。
そういうときこそ深呼吸して、メンバーと一緒に過ごす時間を作るようにしています。
メンバーが楽しそうに仕事をしていると、私がモチベーションをもらえますので。😄
それでは、また。