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【海外就職】現地採用という働き方、キャリアについて現実的に考えます

2020年5月21日

こんにちは、マレーシアで現地採用として働いているMARCUSです

海外の会社で働きたい場合、『現地採用』『駐在員』の2つの選択肢があります

私の場合は、東南アジアで現地採用・駐在員どちらの立場でも働いた経験がありますが、どちらにも一長一短があるので単純にどちらが良いとは言えません

ですが、海外で働く選択肢としては駐在員よりも『現地採用』の方が自分の意思で海外に就職できるという点では、スピーディで現実的なのは確かです

『現地採用』を検索すると『クズ』『使えない』などのネガティブなワードが出てくるので、海外に出る選択肢に現地採用を選んでよいのか悩む人も多いと思います

そこで今回は、私の経験を含めて『現地採用』という働き方とキャリアアップについて『現実的』に考えてみたいと思います

こんな人に話しています

1.現地採用と駐在員の違いを知りたい人

2.どうして現地採用を選ぶのかを知りたい人

3.現地採用でキャリアップについて知りたい人

中小企業も生き残りをかけて海外進出する時代です
現地採用という働き方はこれからどんどん増えるでしょう

現地採用と駐在員の違いは?

現地採用と駐在員では、主に『給料と任期』に大きな違いがあります

駐在員は日本で採用され、会社の命令で海外に来て現地会社で仕事をします

いつ会社都合で現地に行かされるかわかりませんし、どこに行くかもわかりません

赴任先が途上国であれば、生活基盤を作るにも苦労するでしょう

結婚前やマイホーム購入前などであれば、『人生プラン』が変わる可能性もあります

しかし、その見返りとして手当等で給料が増え、生活に必要な福利厚生はすべて会社が負担してくれるという高待遇が与えられます

また、駐在員は最終的に帰国して、日本国内でキャリアを積むことが前提です

あおくまでも同じ会社内で『キャリアアップするための通過点』という認識です

ベースは日本にあり、ある一定期間海外で働くことがあるというスタンスです

『安定・低リスク』が良いという人は、駐在員を選んだほうが良いでしょう

駐在員は、自分の意思で動けないがギブ・アンド・テイクで高待遇
現地採用は、自分の意思で海外に行けるが現地基準の待遇

どうして現地採用を選ぶのか?

まずは、なぜ現地採用という働き方があるのか?必要なのか?を考えましょう

これがわかれば『なぜ現地採用の待遇は駐在員に比べて良くないのか?』についても答えがわかります

会社経営陣にとっての現地採用の雇用目的は『コスト削減』です

駐在員を赴任させると住宅、車、保険、給与手当、税金で多額の経費がかかります

駐在員を何人も養えるほど儲かっている会社は良いですが、そのような会社は稀です

また儲かっていたとしても『利益をもっと上げろ』『固定費を削減しろ』と日本からのプレッシャーが強く、できるだけ駐在員を減らしたいというのが本音でしょう

しかし、お客さまが日本人の場合、日本語ネイティブの日本人社員をある程度、確保しておかなければなりません

そこで、給料が安く経費のかからない日本人の『現地採用』が必要になるわけです

現地採用のニーズは、日本企業が進出している途上国でより多くあります

「現地採用がほしいニーズ」と「海外で働きたい希望」があって成り立っている働き方です

何も良いことがないような現地採用ですが、駐在員にはないメリットがあります

それは、『自由度』『任期がない』ということです

海外生活の自由度が高い!

現地でトラブルにならないようにという理由で、駐在員は会社から制約を受けます

・同僚とのゴルフや出張者の相手などは休日返上で付き合うのは仕事の一部

・日本人が多いエリアや会社が指定したアパートなどに住む

・現地で投資の目的の住宅購入や副業などは禁止

・帰国する時は現地の銀行口座やクレジットカードは全て解約

・途上国での車の運転は禁止(そのかわり、運転手付きの車が与えられる)

・治安があまりよくない国ではホテルやアパートから出てはいけない

会社により違いはありますが現地の生活に順応し、もっと行動範囲を広げたいというような人にはちょっと窮屈に感じるかもしれません

全て自己責任にはなりますが、『現地採用』はこのような制約はありません

自分が住みたい街に住むも良し、途上国の金利のよい定期預金や投資商品で資産運用するも良し、ネットワークを広げるために現地の友達を作って一緒に飲みに行くのも自由です

会社の命令で海外に来る駐在員とは違い、現地採用は海外で働くことを自分で選択していますので、生活基盤のある現地で生活するのに何ら制約は受けません

この違いは現地で生活してみると、大きな違いとして感じられます

同僚や知り合いの日本人同士でゴルフなどで週末を過ごす駐在員、それとは対称的に週末はジムに通って現地の友人と話したり、カフェでオンライン副業に励んだりするのが現地採用です

海外で働くことを日常としている現地採用は、プライベートも日本にいるときとほぼ変わらないスタイルで過ごすようになります

海外で働く任期がない!

駐在員は2~5年の任期で他の国に異動するか、日本に帰国します

現地採用は、会社をやめない限りは海外で働き続けることが出来ます

現地採用で海外に働きに来る人は、将来は海外で起業したい、海外での経験をいかしてキャリアップがしたいなどの目標を持った人が多いです

これらに必要な言語習得、マーケティング、ネットワーク作りなどのためには現地での自由度や長く住めるということは大きなメリットになります

現地採用のキャリアッププランとは?

現地採用には、大きく4つのキャリアプランがあります

1.能力スキルが評価され、同じ会社で現採採用から駐在員へ昇格する

2.海外の経験をアピールポイントとして日本に帰国して別の会社へ転職する

3.現地で他の日系会社や外資系会社へ転職する

4.現地や周辺国で独立起業する

同じ会社で駐在員への昇格については聞いたことはありますが、稀です

『現地採用はコスト削減の手段』という前提から考えれば可能性は低いでしょう

一番多いのは『日本に帰って転職する』か『現地で転職する』になると思います

この場合、キャリアアップに失敗する人と成功する人のケースがあります

キャリアアップに失敗するケース

新卒(それ同等)で現地採用になった人は、その後のキャリア作りに苦労します

コスト削減が目的で駐在員の代わりとしての現地採用ですので、新卒やキャリアが少ない人でも基礎教育や見習い期間などが無いまま、即戦力として仕事を始めます

ビジネスマナーや営業トーク・技術的なスキルを実地訓練の中で学んでいくことになりますが、よほどタフな人、もしくはセンスのある人でないと『使える』社員にはなれません

数年間を現地採用で過ごしても基礎がありませんので、応用も効きません

『現地採用はクズ』『現地採用は使えない』と言われる社員の出来上がりです

転職しようとした時に、は履歴書にかけるスキルも経験もないことに気が付きます

身についた言語力は途上国で養った訛りが強い英語で、海外での仕事経験と書いても具体的に何が身についたか自分でもわかりません

そんな状態で帰国しても第2新卒・出遅れた新人として就職活動をすることになりますし、海外で転職をしようとしても結局、底辺の現地採用に逆戻りです

現地採用は、会社にとって即戦力です

教育制度などありませんし、丁寧にかまってくれる駐在員もいません

日本での仕事経験がないまま現地採用になるのは、大きなリスクになります

キャリアアップに成功するケース

即戦力になれる「技術スキル・実績・マネージメント経験」などがあると成功します

・専門的な技術スキルを持っている(有資格者は優遇)

・日本や海外での仕事の実績が就職先の仕事にマッチして即戦力となれる

・海外で現地社員をマネージメントしたことがあり管理職としての経験がある

・言語力があり専門職として日本と海外の調整役になれる

駐在員相当、もしくはそれ以上のスキルや経験を持っていると給料が高くなります

給料の額面だけ見れば、駐在員同等の給料をもらうことも可能です

それだけの給料を現地採用に払ったとしても、会社から見れば現地採用の福利厚生は現地基準ですむので、管理職の駐在員が1人減らせるとなれば、経費を削減出来て『Win-Win』になります

『東南アジアで年収600万円』の場合、現地の物価が安いので『日本の年収600万円』とは全く意味が違ってきます

マレーシアを例にしますと、100m2のマンションに住んで24時間ジムに通い、週の半分を外食していても月に15万円もあれば生活ができ、相当額を貯金に回すことができます

その貯金で東南アジアの高レートの投資商品で資産運用をするのも良いし、貯金を元手に支度金の安い現地でビジネスを起業しても良いでしょう

現地採用でキャリアアップを目指すためには『自分の棚卸し』が大切です

即戦力になれるスキルや経験はあるか、それが活かせる業界、会社はどこか

自分を売り込むためのマーケティングがキャリアアップの鍵になります

ここで注意が必要なのは、『キャリアアップのために嘘をついてはダメ』です

海外会社の就業規則は、現地の労働基準法がベースで作られています

労働者保護が強い日本とは違い、途上国ではパフォーマンスの低い社員を正規の手続きに従って比較的簡単に減給や解雇することができます

経歴を偽って高待遇で就職しても結果が伴わないと減給、解雇となることもありますので注意してください

まとめ キャリアアップ成功には?

ポイント

1.駐在員は高待遇だが会社命令で働くので現地で制約が多い

2.現地採用は待遇は現地基準だが制約がなく自分の意思で海外で働ける

3.キャリアップで成功するためには自分を売り込むスキルと経験が必要

私がベストと考えるキャリアプランは、まずは日本で基礎スキルを身に付けて、仕事の経験や実績を積んでから海外で働くということです

海外で働きたいと思っても、現地での生活は合う合わないの個人差があります

駐在員として現地で仕事をしてみて、それでも現地で働き続けたいと思ったら現地採用への転職を考えてみるという方法が成功パターンへの近道になると思います

海外勤務のある会社に日本で就職→日本で基礎スキルを身につける→駐在員として海外で働く→まだ海外で働きたい場合、キャリアを考える→現地採用に転職の流れです

日本でも海外でも就職、転職には自分を売り込むことがキーポイントです

『セールスポイントがある自分』になれることが大切ですね!(^o^)

それではみなさんの参考になれば、うれしいです

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